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2018.04.23

妊娠中のお口の変化について

こんにちは:)

暖かくて気持ちのいい陽気が続いていますね!

ユアー歯科クリニック歯科医師の雨宮です。

 

今日は妊娠中におこる、お口の変化についてお話しします。

まず、妊娠から出産後に現れる口腔の変化について説明します。

 

妊娠により女性ホルモンの分泌が急激に高まると、お口のなかにはさまざまな変化が生じてきます。女性ホルモンの増加により、歯周病原性の菌が増殖しやすくなり、プラークの中の歯周病を引き起こす菌の比率が高まります。それと同時に、歯肉自体の反応性も変化し、炎症や出血が起きやすくなることで、歯肉炎が生じやすくなったり、すでにあった歯周炎が悪化しやすくなると言われています。

また、唾液がねばねばしやすくなるため、お口の中の自浄性が低下して、プラークの増加につながります。

 

妊娠初期には「つわり」が起こりやすく、生活や歯磨きなどの生活習慣に影響しやすくなります。つわりのときには味やにおいに敏感になりやすく、食べられるものが限られたり、食欲不振になったり、逆になにか食べていないと気持ち悪くなったりします。

妊娠後期になると食欲はでてきますが、胎児の発育により子宮が大きくなり、胃が圧迫されて一度に食べられる量が限られてくるため、食事回数が増えてきます。歯磨きも、つわりでつらかったという妊婦さんは3割くらいとの報告がありますが、お口の奥のほうまでブラシを入れにくいといったことも起きやすくなります。

また、食事回数が増えると歯磨きが追いつかず、口腔ケア不足による歯肉炎の発生や、食事内容によってはう蝕の発生につながる可能性もあります。

 

次に、妊娠・出産の各時期におけるお口のなかの特徴を説明します。

妊娠初期

つわりは妊娠6~9週ごろがピークで、14週ごろには治まることが多いようです。この時期は、女性ホルモンの分泌が急増するため、歯肉炎の症状がみられやすくなります。妊娠性歯肉炎は妊婦さんの3070%くらいに発症すると報告されており、プラークの付着が増加しなくても起こりやすいものですが、一方では丁寧なブラッシングや歯石除去などにより改善が図れるという報告もあります。

妊娠中期

お腹がおおきくなり、胎動もはっきりしてきて赤ちゃんが育ってきていると実感が得られる時期です。比較的体調も安定しやすく、食欲も増してきます。この時期には妊娠性のエプーリス(歯肉の一部がもこもこと腫れたようになります)が発現しやすく、前歯の歯肉にできやすいと言われています。

妊娠後期

さらにお腹が大きくなり、子宮が肺や胃を圧迫するため、息切れ・動悸が生じたりします。また、一回の食事量が少なくなるため、食事回数が増えて口腔ケアが不十分になり、歯肉炎やう蝕の進行が危惧されます。

出産後

女性ホルモンの分泌がもとに戻ることで、口腔症状は徐々に改善していきます。歯肉炎やエプーリスは自然に治りやすいものですが、う蝕や歯周病は自然に回復することは困難なため、歯科医院での対応が必要になります。また、授乳や赤ちゃんのお世話で忙しくなるため、睡眠や食事が不規則になりやすく、歯磨きも不十分になりがちです。ホルモンの影響は少なくなっても、生活習慣の念では口腔環境が不良になりやすいため、歯科医院での口腔ケアに関してのアドバイスが重要になってきます。

 

少し難しい内容になってしまいましたが、妊娠を予定している方や、妊娠中の方など、不安なことがありましたら、ぜひご相談ください。また、診療中なども、少しでも体調に変化があったら、我慢をせずにすぐにお伝えくださいね:)

 

参考:デンタルハイジーン 2017 Vol.37 No.2

 

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